【第1回】自分ひとりで敷金返還訴訟の訴状提出

2021年5月某日、東京簡易裁判所に、退去した賃貸物件の敷金返還請求の訴状を提出しました。訴状の内容はこちらです。

 

弁護士に依頼せずに自分ひとりで戦おうと思います。(本人訴訟といいます。)

 

順調にいけば、約1ヶ月後に口頭弁論期日を迎えることになると思いますので、このブログで訴状提出に至った経緯と、判決に至るまでの経過を綴りたいと思います。

 

裁判所には以下の書類等を持参し、提出しました。

  • 訴状
     少額訴訟では、正本1通と被告の人数分の副本が必要になります。副本とは被告(相手方)に送付するもので、正本と同一のものです。
     私の場合は、被告は2名(2社)でしたので、合計3通提出しました。
     
  • 証拠書類写し
     証拠書類も訴状と同様の数(裁判所用と被告用)だけ提出しました。

     賃貸借契約書などは原本ではなく写し(コピー)を提出しました。
     また、私は電話でのやり取りの音声を記録したデータも裁判所用と被告の人数分だけCD-Rに焼いて提出しました。
     
  • 収入印紙及び郵便切手
     申立てのときに請求内容に応じた手数料及び手続ごとの一定の郵便切手が必要です。手数料は収入印紙で納付します。私の場合は、収入印紙6,000円分と郵便切手7,700円分(5,200円+当事者1名増えるごとに2,500円)必要でした。
     
  • 印鑑
     訴状の1ページ目に押印、全ページの余白に捨印を押印します。
     
  • 法人登記事項全部証明書(履歴事項証明書)※当事者が法人のときに必要
     相手方が2者とも法人でしたので、2社分の全部事項証明書(履歴事項)の原本(訴状を裁判所に提出する日から遡って3ヶ月以内に発行されたもの)を提出しました。

私は郵便切手だけ自宅近くの郵便局で購入して持参しました。


東京簡易裁判所の手続案内担当の方に、「どうして郵便切手だけ購入されたのですか?」と聞かれて、「収入印紙を郵便局で買えるとは思っていませんでした。」と答えました。無知でスミマセン。(笑)

収入印紙の購入については、地下1階のファミリーマートを案内されました。ただ、比較的小さい規模の店舗でしたので、事前に購入しておいたほうがいいかもしれませんね。

 

上記書類等を持参し、6階の少額訴訟係へ提出しました。

訴状の全ページの余白(上部中央の余白部分)に捨印の押印が必要とのことで、少額訴訟係の前の廊下の机を使って、訴状に押印しました。

 訴状は23ページでしたので、23ページ×3部の計69ページに対してひたすら押印しました。営業終了時間も迫っていたので必死でした。(泣)

訴状に私の連絡先電話番号の記載がないとの指摘を受けましたが、相手方にお伝えしたくないと説明し、裁判所の方にだけ私の電話番号をお教えしました。

 

とまあバタバタしてしまいましたが、なんとか当日中に無事提出することができてひとまずほっとしています。

少額訴訟係の方から、少額訴訟事件受付票を頂き、事件番号と裁判書の担当係の連絡先を教えて頂きました。

 
口頭弁論期日について、1両日中にお電話します、とのことでしたので、ひとまず連絡を待ちたいと思います。
※「1〜2週間後にお電話します」の間違えのようでした。(2021年5月26日追記)